養護教諭の資格を取ったけれど、教員になれなかったら他に似た道はあるのか。
私は四年生大学卒➡一般企業に就職➡短大・専門学校で免許を取得➡養護教諭へ
という道で就職しました。
公立学校養護教諭の試験倍率
2021年度 養護教諭・教員採用試験の競争率ランキング(都道府県別)
引用:看護大学・専門学校受験ナビ
「看護大学・専門学校ナビ」さんでは、都道府県一覧で過去の養護教諭の倍率がされています。
今回は、最高倍率の香川県と関東、最低倍率の岩手県を引用しました。
ほかの都道府県の倍率や合格者数を知りたい場合は、是非サイトで確認してみてくださいね。
都道府県 | 受験者 | 合格者 | 競争率 |
香川県 | 77 | 3 | 25.7 |
埼玉県 | 314 | 30 | 10.5 |
神奈川県 | 249 | 25 | 10.0 |
さいたま市 | 47 | 6 | 7.8 |
東京都 | 633 | 95 | 6.7 |
群馬県 | 122 | 20 | 6.1 |
千葉県・千葉市 | 314 | 61 | 5.1 |
茨城県 | 220 | 45 | 4.9 |
岩手県 | 85 | 41 | 2.1 |
「看護大学・専門学校ナビ」では、過去の養護教諭の倍率がされています。
公立学校の採用試験の倍率はこんな風になっています。
採用が圧倒的に多い東京都は応募者も多く、倍率は6.7倍とそれなりに高い傾向です。
採用者数は各都道府県の教育委員会のHPを参考にして下さいね^^
私が東京都を受験した年は倍率が13倍ほどあったのですが、年度によって採用数と応募者数も変わってくるので、
安定して得点できる努力を怠らないことが必要になります。
公立の採用試験に受からなかった場合
採用試験に合格できなかった場合、次年度まで試験がありません。
チャンスが年に一回というのはかなり厳しい戦いですよね。
私は、
①卒業する年に東京都受験→不合格
②働きながら東京都受験→不合格
③働きながら埼玉県受験→不合格
と、不名誉なことに、3年連続不合格となりました…単純にかなりの勉強不足を実感しましたね。
範囲も広く、自治体によって回答形式も出題傾向も様々。まず過去問を読んだ段階で心が折れていました。
現実逃避をずっと続け、「もしかしたら受かるかも…!」とへんな自信があったので、ほぼノー勉で受けていました。
絶対に養護教諭になりたいという目標があり実際に叶えた友人は、自治体を複数受けたり、予備校で毎日勉強したり、本当に努力を怠っていませんでした。
私はなんて愚かだったのだろうと3度目の受験間近で実感しても時すでに遅し。
3年連続不合格、臨時採用にも引っかからない…そんな状況で居ました。
受かるには勉強期間は人それぞれにしても地道な努力が必要だよ…
臨時採用という道
自治体によって臨時採用の条件は違うので、各都道府県や政令指定都市のホームページを参照してみてくださいね。
私も登録に行ったのですが、声がかからず…
最初は私立で非常勤の採用となりました。
私立学校の採用
私立学校の採用は年間を通して行われています。
一番多いのは9月~11月頃でしょうか。1月からも多い印象です。
ただ、専任や常勤での採用があまりないので狭き門と言えるかもしれません。
産休代替や1年ごとの契約での採用が多い印象です。
非常勤や契約であったとしても経験していれば、その後ほかの学校で経験値を評価されて採用される可能性もありますので、
積極的に就活することをお勧めします!
養護教諭免許を持っていても他の就職には役立たないのか?
本題の部分です。
養護教諭免許を取ったとしても保健室の先生は狭き門だし…なれるか不安…
採用されなかった時に他の就職に役立つのかな?と私もかなり悩んでいました。
実際、養護教諭免許は他の職種の就活で役立つのか・つぶしはきくのか…
それはズバリ、ほぼ潰しが利かないという体感です。当たり前ですよね。
でも、大学在学中・勉強できる環境であれば、潰しが利くようにITの資格を取ったり、語学を学んだり色々カバーする事が出来ます。
資格だけで言うと、子どもと関わる仕事について教育関連の仕事については知識もあるので、有利になるかなと思います。
私も、放課後デイサービスや学童で働いていました。
就活していた時には、主に放課後デイサービスや発達支援のスクールに応募してみたりしました。
子どもと関わる職場で働いていた経験を評価してもらい、私立学校でやっと非常勤として働ける機会に恵まれました。
潰しは利かないという体感ですが、教育関連の仕事であれば問題ないかなという印象です。
養護教諭に絶対になりたい!と思うのであれば、勉強をコツコツ頑張る事がもちろんなのですが、
私のように落ち続けても教育関連の仕事に就きつつ、めげずに採用に応募し続ければきっと道が開けると思います。
※もちろん内省が必要です!!!
続けていればチャンスは必ず来るので、養護教諭になる事を諦めない方が良いです!!
あきらめず努力できれば採用される
養護教諭になりたいけれど、なれなかった時が不安だから迷う…という方。
特にこれから受験を控える高校生は悩みどころですよね。
私も進路相談で話している時に、保健室の先生になりたいけど狭き門なの?と聞かれました。
楽そうだから目指したい!等…
高校生は可能性も無限に有って、選択肢もたくさんあります。
途中で気が変わる事なんて当たり前ですよね。
私も高校生の時に、養護教諭になりたいと思ったことも有ったけれど、狭き門である事や他にもやりたいことがあったので
その道を選びませんでした。
「私には無理だ」という気持ちで何事にも取り組んでいたので、その後もグダグダな学校生活を送り、大学卒業。
病院で事務員として働くも、やっぱり違う事がしたい!と思い取り直したのが養護教諭の免許でした。
潰しが利かないのになぜ目指したのか
その理由は
- 二年で取得できる事(二種免許)
- 給料と安定性
- 拘束時間(夜勤が無い事)
- カウンセリングを仕事にしたい
- 憧れがあった
こんな理由です…!
狭き門である事には違いないけれど、ここまで来たらやるしかない!と思って色々な打算があって短大へ入学しました。
看護学校受験と迷いましたが、養護教諭になってみたいという気持ちが強く、潰しが利かないとしても目指してみよう!
と思いました。
私がそうやって来たので、生徒へは本当に養護教諭を目指したい!と思ったときに目指すでもいいのではないかと答えていました。そして、目指すために崇高な目標が無くてもいいと思います。私も色々現実的な点(金銭面や勤務時間)を一番検討しました。
もちろん、子どもに寄り添いたい、という気持ちは大切です。熱意が必要です。
なので、本当にやりたいと思ったときから目指すのが一番の近道ではないかなと考えています。
まとめ
養護教諭は狭き門だと思います。ただ、あきらめなければ採用されれます!!
非常勤だとしても次につながります。
資格を活用して…というのは教育関連以外なら難しいかと思います。
youtuberとかならイケるのかな…?
地道にコツコツ勉強して、養護教諭として採用されるまで自分を磨いて下さいね。
- 目指したいと思ったときに目指す
- 狭き門だけれど、続けていればチャンスが来る
- 落ちてしまった場合正規採用を望んでいてもまずは経験として、期限付きの私立の求人にも応募してみる
- 努力したくない
- 楽そうだから目指したい
潰しが利くきかない、狭き門だとありますが、それは他の資格・職種でも一緒です。
目指す動機が何であっても、絶対になるという気持ちを持って諦めず自己研鑽していって行きましょう!
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