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林ラコ
占いカウンセラー/復縁・婚活コーチ
元養護教諭/占い師/カウンセラー/コーチ
【公認心理士】
ブログでは経験を元に恋愛・占い・保健室の事など書いていきます!

養護教諭二種免許でも本当に採用される?メリットとデメリット【保健室の先生】

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いわゆる養護教諭は学校にある保健室の先生。
基本的に一人しかいない教員です。そういった事情からもわかる通り、なかなかの狭き門ですよね。
そんな狭き門の養護教諭ですが、専門学校、短大、保健師からの単位取得で二種免許というものが取得できます。

私は、四年生大学の文学部を中退⇒就職⇒養護教諭を目指す⇒時間もお金もないので短大へ入学
という形で免許を取得しました。一刻も早く養護教諭になるために短大を選択しました。

なので、保健師&看護師から養護教諭免許の取得という条件は今回は除外して…
短大・専門学校で「養護教諭 二種免許」を取得した場合の就職や採用についてメリットとデメリットを紹介していきます。

目次

二種免許では採用に不利なのか

【公立学校の場合】
結論から言うと、公立学校の採用に際しては一種も二種も専修免許も差はありません。

しかし、公立で先生になるには、免許の種類に関わらず各地方自治体で年に1度行われる”教員採用試験”に合格する必要があります。
この「教員採用試験に合格する」というところでは、単純に2年~4年の学びの差があるので、
知識や学習時間に関してもこの時間の差が生まれていきます。

なので、計画的に勉強し、2年間は養護教諭に絶対なるんだ!という気持ちで学習に励めば免許の差を気にする必要はないと思います。
実際に私の短大時代の友人は短大卒業の年に教員採用試験に合格し、新卒で養護教諭にになっています。

このことから、免許よりも採用試験に合格できる水準まで学習ができているかにかかっているかと思います。

【私立学校の場合】
私は公立の教員採用試験に2度落ちました…涙
そのため、私立学校の求人を探して何校も採用試験を受けました。
そして有難いことに、採用を貰い養護教諭となることができたのですが…

私立は学校によって採用試験の方法も全く違います。

筆記試験が無かったり、模擬授業があったり、三次面接まであったりと学校により多種多様の試験があります。
私の勤めた学校は面接と小論文のみでしたが、これまでの経験やその他の資格(看護師、保健師など)を持っているかを詳しく聞かれましたし、学校の雰囲気に合うか、現在勤めている養護教諭との相性(私立は複数配置がほとんどの為)、その学校が求める人物像かが重視されたと思います。

話がそれましたが…保有している免許に関しても、
応募条件
・四年生大学を卒業の者
・一種または専修免許を取得または取得予定の者
・看護師資格を保有している事が望ましい


など、学校によって求める人材が違います。
私立学校の求人では大学での養護教諭もあったりします。
進学校では学歴も重要視される場合があったりと様々です。

なので、保健師・看護師免許を取得済みで、尚且つ四年生大学を卒業しているけれど、
持っているのは二種免許という場合は応募できる求人の幅が変わってきます。


私立学校の教員になりたい!と思う場合は、四年生大学を卒業し、二種免許よりも一種、更には専修免許を保持しているか、または看護師免許を取得している方が、応募条件に満たない…というジレンマを解消することができるかと思います。
看護師免許を持っていることは、私立学校を受ける際にメリットになると感じました。

ただ、私が二種免許で教員として勤められたように、学校によって採用条件が全く違うので短大・専門学校卒でも採用されないという事はありません。

二種免許取得のデメリット

①勉強時間や知識量が少なくなる

これはそのままですね。当たり前ですが四年間養護教諭の学びをして、教員採用試験対策を徹底した人達と一緒に試験を受けるので、その人たちと戦えるだけの勉強時間を確保していかなくてはなりません。
免許での採用の有利・不利が無い以上、実際の学校現場では二種免許と一種免許の人で仕事に差があってはいけません。
「習ってないから知りません」は通用しないので、常に意欲的に勉強することが求められます。

私も二年間、ほぼ一日中学校で勉強してバイトをして…という生活でしたので、採用試験の勉強は疎かになりがちでした。ここは養護教諭になる!という目標を常に思い出して乗り切るしかありません。

②給料が四年制大学卒業よりも基本的に低い

給料に関しては、自治体で四年生大学卒と短大卒で区別されています。生涯年収を考えると、四年生  大学を卒業しておいて損はないと思います。
ただ、私立学校ではそれぞれの学校での決まりがありますので、差があるかは不明です。
私立学校の場合は、そもそも専任(常勤)での採用が少ないため、週何回か勤める非常勤採用、あるいは産休の代替、契約期間が決まった採用となる場合が多いです。

③私立学校の場合は応募できる求人が限られる

これも学校によって大きく差があります。やはり四年生大学を卒業している、一種免許を取得している方が応募できる学校が増えるので有利かと思います。

二種免許取得のメリット

これだけデメリットを書いておいてメリットなんてあるの?と思うかもしれませんが、利点もちろんあります!
私の実感した二種免許取得のメリットを紹介します。

①二年間で取得できる/単位を取得すれば二種免許を持てる(保健師・看護師)

これはかなり大きいのではないでしょうか。私の場合は一度、四年生大学へ2年行っていますので、「また四年制大学へ入って…となるとかなりお金も時間もかかってしまうなあ。」と悩みました。
四年間勉強した方がお給料の面でも、知識面でも有利だとは思いましたが、人生は有限です。できるだけ短期間で叶えたいと思い、短大へ入学を決めました。短大では他教科の免許を持っている人や社会人の人も多数いました。なので、すぐに現場へ出て活躍したい!というや私のように金銭面、年齢面ですぐに資格を取りたいという方向けかもしれません。

②自分次第ですぐに現場へ立てる

 先述しましたが、採用を勝ち取れればすぐに学校現場に立つことができます。やはり、学校で学ぶことは基礎的な知識で、実際の現場でどう生かすのか見えてこない面がたくさんあると思います。
私も働いてみて、養護教諭の仕事の幅広さを実感しました。現場に出てこそ自分に必要なものが見えてくることもあります。
これが最大のメリットじゃないかと私は思います。

③働きながら一種免許は取得できる

②と繋がることですが、働きながらでも単位取得で一種免許を取得することができますし、通信大学で四年生大学を卒業することもできます。
そう考えると、現場で働きながらの方が知識も身になりやすいですし、すぐに学んだことを現場で実践していきながら学ぶことができます。
自分に必要な学びがたくさん見えてきますし、意欲的に目的意識をもって学ぶことができると考えます。

まとめ

これまでメリットとデメリットを述べてきましたが、

二種免許であっても採用にはほとんど影響がない!という事です。

しかし、この採用されるかという所が一番大切ですよね。
養護教諭として採用される幅を広げていきたいのであれば、
四年生大学、大学院、看護師免許まで考えていけるといいのかなとも思います。

しかし、私は免許の種類というよりはどんな養護教諭になりたいか、どこで働きたいのか、
学校現場で求められている養護教諭像とはどんなものかをしっかり頭に描いていくことが必要だと思います。

それをしっかり考えた上で、最終的には自分に合った方法、目指す機関(公立・私立・大学など)から進路を決定する事が一番いいのではないかな、と思います!

進路決定の参考になれば幸いです。

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