以前、養護教諭あるあるでも書きましたが、養護教諭あるあるの複数配置について第二弾です。
2人でやってるけど毎日イライラして上手くいかない…
なんであの人はああなの!!?顔も見たくない!
極端な発言ですが、養護教諭が複数配置になるとなかなか上手くいかなくなるものです…。
それはなぜなのか、対策方法を含めて書いていきます!!
複数配置のデメリット
複数配置のデメリット…それは、人間関係です!
とにかくそれしかない!というくらい、関係が近い分、上手くいかなくなることがデメリットだと考えます。
自分の意識を改善していくことについては以前の記事を参考にしてみてくださいね。
関係性が悪くなるのはなぜかの考察6つ
①そもそもの性格・価値観が合わないから
どんなに合わせようと思っても、真面目に黙々と仕事に徹底したい人と、それなりに仕事に取り組んで力を抜きながら仕事をしたい人…様々ですよね。
家族でもそれぞれ考え方の違いがあってずっと一緒に居ると苦痛なのに、同僚となる人そもそも育った環境・年齢・任される役割が違うというだけでかなりのストレスです。
人は自分と似た人を好きになる傾向があります。
合うか合わないか初対面でも感じられると思うので、採用に関われるのであれば直感を大切にすることも重要です。
②自分の問題を相手の問題だと考えてしまうから
自分を省みて相手に合わせているつもりでも、人は鏡です。
自分の問題を相手が起こしているように感じてしまいます。
それは③のあたってしまうと似ているのですが、
など、連絡、指示ができていなかったことを相手のせいにしてしまう事もあります。
これはぶつけられるほうはたまったものではありません…
しかし距離が近いと起こりがちな問題ではあります。
③ずっと一緒に居ると相手にあたってしまう
これは②と似ていますが、近くに居るとあたってしまうんですよね。
仕事だけではなく、私生活のイライラも気づかないうちに顔に出てしまったり…
同じ空間に居て家族よりも多く過ごす事にもなりうる相手です。
自然と相手に怒りやイライラをぶつけてしまう事もあります。
④承認欲求、自己顕示欲の肥大
一緒に居ると絶対に比べてしまいます!
本当になんてことの無い事でも相手が目に入る分、気になってしょうがないですよね。
仕事で私の方が頑張っているのに…
私の方が好かれているのに…
なんで評価されないの?
となってしまったら。その考えは事実かどうか自分に問いかけましょう!
相手と比べる事から来る被害妄想の場合が多いです。
また、承認欲求が強い人と一緒に仕事をしている場合は疲れてしまうので張り合わないようにしましょう。
淡々とこなしていれば、相手は承認欲求に囚われ自滅していくと思います。
⑤上下関係の中で尊大になっていく
大体同じような事ですが、立場が上だと勘違いしてしまう人も居ます。
頭ごなしに叱ったり、見下した態度を取ったり…
権力があっても無くても尊大になっている人も居ますよね。
そんな人は、自分への自信の無さの表れです。
人を下に見る事で自分を保っています。
可哀そうな人だと思って自分から自滅していくのを待つしかないです。
⑥言わなくても分かるだろうと自己完結してしまう
これは本当に私も実感したのですが、立場・価値観が違うのに自分だけで完結してしまう事多々ありました。
もう、相手にしつこいと思われるくらい伝えるしかないです。
大切なことを伝えられないと、「隠されている・隠している」とこじれていきます。
人間関係ってめんどくさいなぁ
保健室内の人間関係を改善していくための方法7選
相手の性格や能力へ期待しすぎる前に、環境で改善できるところを変えていきましょう!
相手を変えるのは無理ですが、システムはいつでも変える事が出来ます!
①採用は10以上年齢の離れた人にする※
基本的に年齢が離れた方が、比較する部分が減っていいかと感じました。
経験上、年が近いとライバル意識が出てきます。特に上司・部下の関係である事が少ない養護教諭には多いのではないでしょうか。「自分が!自分の方が!」になりやすいイメージです。
恥ずかしながら私も入職したての時はそんな感じでした……
※はいくら年齢が離れていても合わないない事もあるので付けました。
一つの私の目安なので、面接でしっかり話して決めた方が良いですね。
②採用の際は相性占いをこっそり行う
占い?!と思うかもしれません。
私が占い師な事もあり、数秘術・西洋占星術などの占術で二人の相性や今後についてみていくのもいいかと思います。
基本的な性格や相性は分かるので、占いに頼りすぎるのは良くないですが、本当に迷ったときの道しるべとなる事は間違いないと思います。
③立場をハッキリさせる
同時期入社ですと、立場が同列な為いさかいが起きやすいです。
そこで年齢の違いで先輩、後輩としてしまうとさらにいざこざが…
なので、③に繋がりますが、仕事を分担し、その仕事の「責任者」をハッキリさせた方が良いです。
③仕事を完全に分担する
②とつながりますが、一緒に仕事をしていると相手の仕事の進め方や自分の価値観と違う行動が目につきます。
なので、1日、一週間、一年間…と面倒ですが仕事を細かなタスクに分け、担当者と責任者を決めていきましょう。
そして、自分が責任者となっていないタスクでは、指示・納期通りに動き、相手へ干渉しないようにしましょう。
意見は言ってもいいですが、自分の価値観の押し付け、相手を否定する言い方は避けた方が良いです。
④目標を設定する
共通の目標を作る事は仕事の生産性向上面だけでなく、保健室の人間関係維持にも重要です。
目標があると、細かな所まで振り返り、反省しますよね。
また、共通の敵となるような上司や、敵ではなくとも理不尽な出来事を共有することでお互いに目が向かなくなります。
悪口でつながるのではなく、どういったところが理不尽で自分たちがどうしたらいいのかを一緒に考えていけるのは良い事ですよね。なので嫌に感じた出来事の共有は有効な時もあります。
とにかく同じ目標をもって挑戦することは大切です。
⑤プライベートなことに関して話しすぎない、一線を置く
それはそのままですね!
やはりある程度一線を置いた方が、こじれません。
毎日会うからと言って、仕事仲間である事を忘れずにいる事が重要です。
⑥自分の心を整える
人を責めない・自分を正当化しない・相手の背景を慮る
これが出来れば良くなっていくと思います。
その為にも毎日自分を癒す時間を作ってあげましょう!
⑦報告・連絡・相談は仲たがいしてもしっかりできる環境をつくっておく
ギスギスしたり、嫌だなーと思う時は必ずあります。
そんな時でも意見をきちんと伝える、受け止めるを怠らないようにしましょう!
交換日記的なものもいいですね。
関係を悪くする「絶対にやってはいけないこと」5つ
①悪口・愚痴を言う
②相手を陥れようとする
③自分の方が偉いと思って接する事
④報告連絡相談をしない
⑤相手を否定することばかり言う
あたりまえだ!!と感じるかもしれませんが、やっぱりどうしても自分本位になってしまったり、
相手の顔色を伺いすぎてギクシャクすることもあります。
相手を気にしない、相手への感謝の気持ちを持てなくても無理やり持つことが必要です。
心の底から感謝できなくても相手の幸せを願っている方が自分に幸せがやってきます。
まとめ
人を変える事は出来ないです。採用に関われるのであれば、どんな人があっているのかを考え
相手が100悪いと思っていても、それは自分が引き起こした現実でもあります。
相手に対して何か嫌な感情を感じた時は、反省して距離を置く、環境の問題点を見つめる、ビジネスライクに悪口は絶対に言わない!を念頭に業務に励んでいきましょう。
何のための仕事かを見失わないことが大切です。
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